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「違国日記」「かくしごと」「あんのこと」「東京カウボーイ」

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■サムネ画像は:映画「違国日記」Ⓒ2024 ヤマシタトモコ・祥伝社/「違国日記」製作委員会

■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。

■一作品目、「違国日記(いこく・にっき)」

ヤマシタトモコの同名コミックを瀬田なつきの監督、脚本で映画化。人は分かり合えなくても寄り添うことはできる、と訴える。小説家、槙生(まきお・新垣結衣)の姉である実里(みのり・中村優子)と夫が事故死し、15歳の一人娘、朝(早瀬憩)が残される。槙生は抑圧的な姉とは絶縁状態だったが、朝を見かねて引き取ることに。しかし、人づきあいが苦手な槙生にとって、思春期の朝との共同生活は、想像以上に困難で…。

■二作品目、「かくしごと」

絵本作家の千紗子(杏)は、長年絶縁状態にあった父親(奥田瑛二)が認知症を発症したため田舎の実家に戻り、介護を始める。娘のことも忘れてしまった父親との生活にうんざりしていたある日、交通事故で記憶を失ってしまった少年(中須翔真)を助けるが、少年の身体に虐待の痕を見つける。千紗子は少年を守るため、自分が母親だと信じ込ませ、一緒に暮らし始めるが…。

■三作品目、「あんのこと」

苛烈な家庭環境で育った21歳の主人公が、周囲の手助けにより生きる目標を見つけるが、コロナ禍がすべてを奪う。実在の女性をモデルに、入江悠監督が脚本も手掛け、彼女が、なぜ死を選ばなくてはならなかったかを問いかける。主演は河合優実。主人公の内面を見つめ、寄り添うことに集中した演技が誠実で胸を打つ。

■四作品目、「東京カウボーイ」

米映画だが、配信ドラマ「忍びの家 House of Ninjas」の脚本、監督を務めたデイブ・ボイルと、いまはロサンゼルス在住の俳優、藤谷文子による共同脚本。監督のマーク・マリオットは、「男はつらいよ」の海外撮影現場に参加経験があり、日米ハイブリッドのスタッフがそろった。主演は井浦新。

■ナビゲーター 德重翠(木村きょうや声優・ナレータープロ養成塾)

■「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。

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