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「関心領域」「帰ってきた あぶない刑事」「母とわたしの3日間」「三日月とネコ」

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■サムネ画像は:映画「三日月とネコ」©2024映画「三日月とネコ」製作委員会 ©ウオズミアミ/集英社

■産経新聞の映画担当記者が試写会で見た4作品をレビューします。

■「関心領域」

ナチスの暴虐ぶりを題材にした映画は数多くありますが、あえて「見せない」手法で、人が悪意なく地獄を作り出せることをまざまざと描き出しました。幸せなドイツの高官一家。直接の暴力表現はありませんが、遠くの銃声やくぐもったうめき声、草木越しに見える人影が提示されます。一家には、ユダヤ人の苦しみは関心の外なのです。

■「帰ってきた あぶない刑事」

〝あぶ刑事〟、8年ぶりの8作目。主人公の刑事コンビ、タカ&ユージを演じる舘ひろしと柴田恭兵は古希を過ぎましたが、今回も館はバイクからショットガンをぶっ放し、柴田は横浜の街を全速力で駆け抜けます。軽妙洒脱な作品の世界観は揺るぎません。ヒロインの土屋太鳳も世界観にうまくはまって魅力的。

■「母とわたしの3日間」

亡くなって3年となる日、キム・ヘスク演じるポクチャは天国から3日間の休暇を与えられ、地上に降りてきます。ですが、アメリカの名門大教授という自慢の娘が田舎の家で定食屋を営んでいる姿を見て失望…。韓国ではよく描かれる母娘間の愛憎という普遍的なテーマを、ファンタジーの要素を盛り込みながら描いています。

■「三日月とネコ」

熊本地震の夜に出会った猫好きの男女3人の共同生活の行方を描きます。優しさに満ちた人間ドラマです。3人は、安達祐実演じる40代の独身の書店員、倉科カナ演じる30代の同性愛者の精神科医、渡邊圭祐演じる20代の全性愛者のアパレル店員。彼らは、三日月のように何かが欠けているのか? いや、これから満ちていくのが三日月なのです。



■ナビゲーター 德重翠(木村きょうや声優・ナレータープロ養成塾)

■「シネマプレビュー」では、産経新聞文化部の映画担当記者が試写を見た感想を率直にレビューします。メジャーな作品から、上映館数の少ない玄人好みの作品まで、幅広くセレクト。単館上映の作品は観るのをためらいがちですが、記者による踏み込んだ感想で「観に行きたくなる」こと必至。新聞社としての信頼と自信を持って魅力をお伝えします。

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