2023年8月8日早朝、鳥取県米子市の男性（66）は、いつもより遅く目覚めました。
その直後、妻の姿が見当たらないことに気付きます。
外出時に必ず身に着けるショルダーバッグと革靴もありません。

この日は火曜日。

最寄りのスーパーの特売日で、朝8時の開店時間に2人で訪れるのが習慣でした。
以前にいなくなった時は店内にいたため「今回も同じだろう」。

すぐに車で向かいましたが、店に妻の姿はありませんでした。
昼を過ぎてから、警察に相談しました。

米子市には防災無線で呼びかけてもらいました。
このときはまだ「見つからないことはないだろう」と思っていたそう。

ところが、2年以上が経過した今も行方は分からないままです。

失踪当時59歳の男性の妻は、認知症患者の1％しかいない珍しい症例です。
「あの時、ああしておけば」と尽きない後悔。
男性は、手がかりを求めてポスターを張り続け、SNSに毎日投稿しています。

願いはただ一つ。「生きて戻ってきてほしい」

男性に取材をした鳥取支局の記者に、話を聞きました。
ぜひエピソードをお聞きください。

記事は12月29日午前10時に公開予定です。

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