戦闘開始から1年 混迷のガザ情勢を現地の記者が基礎から解説
イスラエル軍とイスラム主義勢力ハマスがパレスチナ自治区ガザで戦闘を開始してから10月7日で1年になりました。終わりの見えない戦闘は中東だけでなく世界を揺るがしています。ガザ保健当局によると10月6日現在、死者は4万1870人、負傷者は9万7166人に上ります。このうち子供の死者は1万6800人を超えました。また、隣国のレバノン政府は11月4日、イスラエルの軍事攻撃でレバノン側の死者が合計で3000人を超えたと発表しました。関係者が複雑に絡み合う中東・ガザ情勢について、エルサレム支局の福島利之記者が解説します。10月31日に収録しました。 ゲスト:福島利之(エルサレム支局) ナビゲーター:山根…
一強多弱の終焉…自公政権に求められる丁寧な政策論戦
衆院選は与党が過半数割れという結果に終わり、自民党の「一強多弱」から、与野党の勢力が伯仲する展開になりました。議席を大きく増やした国民民主党がキャスティングボートを握っており、玉木雄一郎代表が連日メディアを賑わせています。立憲民主党は議席を大きく増やしましたが、比例票は前回衆院選からほぼ横ばい。国民民主の影に隠れて存在感を示せていません。11日に予定される特別国会、そして年明けの通常国会へ。少数与党となった自公政権は丁寧な国会運営が求められています。11月1日に収録しました。 ゲスト:吉田清久(編集委員) ナビゲーター:山根秀太 ■自民・公明「過半数割れ」で政局に突入か、想定される三つのシ…
袴田巌さんが再審無罪 長すぎる再審の見直し議論は?
1966年の静岡県一家4人殺害事件で、袴田巌さんの再審無罪が確定しました。検察は控訴しなかった代わりに、判決への不満をトップ談話で表明する異例の方法を取りました。しかし、談話で不満を表明する方法には批判も出ています。袴田さんの再審無罪が確定したことで、長期化が課題となっている再審のあり方を見直す法改正の議論は進むのでしょうか。10月21日に収録しました。 ゲスト:糸魚川千尋(社会部) ナビゲーター:山根秀太 ■静岡県警本部長、無罪確定の袴田巌さんに謝罪…「58年間の長きにわたり申し訳ありませんでした」 https://www.yomiuri.co.jp/national/20241021-…
参加国から「ショッキング」の声 万博協会が指摘された「マネル」の弊害
2025年大阪・関西万博は、女性が輝く万博を掲げ、ジェンダー平等の実現を目指しています。しかし、万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)の事務局は、局長以上の幹部全員が男性でした。参加国の関係者からは「ショッキング」との声も漏れます。国連パビリオンのマーヘル・ナセル代表は、男性(Male)ばかりで構成される会議(Panel)を意味する「マネル」の問題を指摘します。9月27日に収録しました。 ゲスト:石見江莉加(社会部) ナビゲーター:山根秀太 ■「女性が輝く」「ジェンダー平等」掲げる大阪万博、協会幹部は19人全員男性…参加国から「ショッキング」の声も https://www.yomiu…
どうなる「石破新内閣」の経済政策。衆院選突入で変化は?【目覚めよJAPAN連動企画】
新たに発足した石破政権。岸田政権の経済路線を引き継いで、最低賃金の引き上げをはじめとする賃上げの継続を訴えます。新政権はどう物価高に対応し、経済成長を引き出していくのでしょうか。野村総合研究所・木内登英エグゼクティブエコノミストが政策の行方を占います。10月3日に収録しました。 ゲスト:木内登英(野村総合研究所エグゼクティブエコノミスト) ナビゲーター:丸山淳一(編集委員) ■木内さんのプロフィル:1987年に野村総合研究所に入社。1990年に野村総合研究所ドイツ、1996年に野村総合研究所アメリカ、2004年に野村證券に転籍、2007年に経済調査部長兼チーフエコノミストとしてグローバルリ…
石破自民、総選挙でどうなる?…ベテラン記者が解説
衆院が9日に解散されました。15日公示、27日投開票の短期決戦。与野党は事実上の選挙戦に突入しました。政治資金問題で揺れる自民党はどこまで議席を確保できるのでしょうか。政治の現場を長く取材してきた吉田清久編集委員と鈴木美潮専門委員が解説します。10月9日に収録しました。読売新聞オンラインで公開中の動画から音声のみお届けします。 出演:吉田清久(編集委員)、鈴木美潮(専門委員) ■【動画】石破自民、総選挙でどうなる?…ベテラン記者が解説 https://www.yomiuri.co.jp/stream/1/24214/1/ ■「10増10減」140選挙区で区割り変更…比例ブロック定数も「3増…
日本政治の右傾化のからくり 自民党が石破首相を選んだわけ
石破内閣が10月1日に発足しました。自民党総裁戦では、派閥の「政治とカネ」の問題で自民に逆風が吹く中、次期衆院選に向けた「選挙の顔」として、知名度の高い石破氏に党内の期待が集まりました。靖国神社への参拝などの保守政策を訴えた高市早苗・前経済安全保障相は決選投票で議員票が伸びませんでした。一方、自民党員票は都市部で高市氏人気が明らかに。日本政治は右傾化しているのか? BS日テレで放送中の「深層NEWS」のコメンテーターを担当する伊藤俊行編集委員に聞きました。10月1日に収録しました。 ゲスト:伊藤俊行(編集委員) ナビゲーター:山根秀太 ■[深層NEWS]石破茂新総裁の人事、伊藤惇夫氏「派閥…
竜王戦いよいよ開幕! 挑戦者・佐々木勇気八段はどんな人?
将棋界の最高棋戦「第37期竜王戦七番勝負」が10月5日に開幕します。今年は藤井聡太竜王に佐々木勇気八段が挑戦します。デジタル編集部将棋担当の吉田祐也記者と若杉和希カメラマンに注目ポイントを聞きました。また、東京・千駄ヶ谷に新しい日本将棋会館が完成しました。9月8日のお披露目式を取材した二人に新将棋会館について聞きました。番組の最後にお知らせもあります。9月19日に収録しました。 ゲスト:吉田祐也(デジタル編集部)、若杉和希(写真部) ナビゲーター:山根秀太 ■タイトル初挑戦の佐々木八段「藤井聡太竜王に勝たなくちゃいけない」…終局直後に決意を語る<挑戦者決定三番勝負第2局・広瀬章人九段-佐々…
子どもの異変、見逃さないで…連載「STOP自殺 #しんどい君へ」取材班に聞く
2023年には513人の小中高校生が自ら命を絶ちました。過去最多だった2022年の514人と同水準で、子どもの自殺はなお深刻な状況にあります。今年1~6月の上半期は229人で、昨年上半期(224人)より増えています。友人との関係や勉強に悩む子どもにとって、夏休み明けの登校はプレッシャーが大きく、居場所を失って、追い詰められやすくなります。いじめや虐待、SNSでの誹謗中傷など、過去に苦しんだ経験を持つ著名人がメッセージを送る連載「STOP自殺 #しんどい君へ」取材班の上田詔子記者、古郡天記者に聞きました。9月9日に収録しました。 ゲスト:上田詔子、古郡天(教育部) ナビゲーター:山根秀太 ■…
どういかす?インバウンド観光客【目覚めよJAPAN連動企画】
円安を背景に国内で急増するインバウンド観光客。地域経済の起爆剤と注目される一方、有名観光地に訪日客が集中して市民生活に影響がでかねないオーバーツーリズム問題も表面化しています。野村総合研究所の木内登英エグゼクティブエコノミストに加え、SOMPOインスティチュート・プラスの小池理人さんに聞きました。8月5日に収録しました。 ゲスト:小池理人(SOMPOインスティチュート・プラス)、木内登英(野村総合研究所エグゼクティブエコノミスト) ナビゲーター:丸山淳一(編集委員) ■木内さんのプロフィル:1987年に野村総合研究所に入社。1990年に野村総合研究所ドイツ、1996年に野村総合研究所アメリ…