新幹線開業秘話(2) 開発を支えた旧陸海軍の技術者たち
「夢の超特急」といわれた東海道新幹線が昭和39年10月1日に東京―新大阪間で開業してから、今年、令和6年で60年を迎えます。 東京五輪直前に開業した新幹線が高度経済成長に果たした役割は計りしれませんが、アイボリーホワイトとブルーの車体には、政治的課題を諦めずに解決しようとした経営陣や、最先端技術の開発に挑んだ鉄道マンたちの夢が満載されていました。ただ開業式典には、国鉄総裁として開業に尽力した十河(そごう)信二の姿はありませんでした。 案内役は落語家の三遊亭楽八さんです。 ■「戦後史開封」は、戦後日本の政治史、外交史、エンタメ・服飾芸能史などの様々な出来事を再取材、現代の観点で再構成する…
新幹線開業秘話(1) 総裁自ら政治家を説得
「夢の超特急」といわれた東海道新幹線が昭和39年10月1日に東京―新大阪間で開業してから、今年、令和6年で60年を迎えます。 東京五輪直前に開業した新幹線が高度経済成長に果たした役割は計りしれませんが、アイボリーホワイトとブルーの車体には、政治的課題を諦めずに解決しようとした経営陣や、最先端技術の開発に挑んだ鉄道マンたちの夢が満載されていました。ただ開業式典には、国鉄総裁として開業に尽力した十河(そごう)信二の姿はありませんでした。 案内役は落語家の三遊亭楽八さんです。 ■「戦後史開封」は、戦後日本の政治史、外交史、エンタメ・服飾芸能史などの様々な出来事を再取材、現代の観点で再構成する…
岸壁の母(3)新二は中国で生きていた
先の大戦が終わると、海外には多くの日本人が残されました。京都府の舞鶴港で息子の端野新二さんの帰りを待ち続ける母、いせさんは、ヒット曲「岸壁の母」のモデルになりました。 ■「戦後史開封」は、戦後日本の政治史、外交史、エンタメ・服飾芸能史などの様々な出来事を再取材、現代の観点で再構成するドキュメンタリー番組。埋もれていた逸話、報道されていない事実にも光を当てて戦後日本を振り返ります。 ■番組のフォロー、評価をお願いします! ■産経Podcast おすすめの番組 ①『夕刊フジ編集局』国内外のニュースの背景や裏側を、短い記事でコンパクトにお伝えします。 ・Spotifyで聴く(リンク) ・A…
岸壁の母(2)のしかかる貧困と戦争
先の大戦が終わると、海外には多くの日本人が残されました。京都府の舞鶴港で息子の端野新二さんの帰りを待ち続ける母、いせさんは、ヒット曲「岸壁の母」のモデルになりました。 ■「戦後史開封」は、戦後日本の政治史、外交史、エンタメ・服飾芸能史などの様々な出来事を再取材、現代の観点で再構成するドキュメンタリー番組。埋もれていた逸話、報道されていない事実にも光を当てて戦後日本を振り返ります。 ■番組のフォロー、評価をお願いします! ■産経Podcast おすすめの番組 ①『夕刊フジ編集局』国内外のニュースの背景や裏側を、短い記事でコンパクトにお伝えします。 ・Spotifyで聴く(リンク) ・A…
岸壁の母(1)希望を捨てず舞鶴港へ
先の大戦が終わると、海外には多くの日本人が残されました。京都府の舞鶴港で息子の端野新二さんの帰りを待ち続ける母、いせさんは、ヒット曲「岸壁の母」のモデルになりました。 ■「戦後史開封」は、戦後日本の政治史、外交史、エンタメ・服飾芸能史などの様々な出来事を再取材、現代の観点で再構成するドキュメンタリー番組。埋もれていた逸話、報道されていない事実にも光を当てて戦後日本を振り返ります。 ■番組のフォロー、評価をお願いします! ■産経Podcast おすすめの番組 0️⃣『注目の記事から』産経新聞社のWEB「産経ニュース」から、アクセスの多かった記事を短くコンパクトに紹介するニュース番組。 …
パンダが上野にやって来た (第3話) 来日が与えた影響
東京・上野動物園で誕生した双子のジャイアントパンダ、シャオシャオとレイレイが来年(令和4年)1月12日から一般公開されます。上野動物園で誕生したパンダは7頭目で、双子は初めてです。 中国から日本に初めてパンダがやって来たのは、50年近く前の昭和47年。日中国交正常化の記念として贈られ、たちまち日本中にブームを巻き起こしました。 飼育関係者の努力もあって、愛くるしいパンダは日本人に愛され続けています。一方で、中国側には外交的思惑もあります。 ■「戦後史開封」は、戦後日本の政治史、外交史、エンタメ・服飾芸能史などの様々な出来事を再取材、現代の観点で再構成するドキュメンタリー番組。埋もれてい…
パンダが上野にやって来た (第2話) 漢方薬を食べたお父さん
東京・上野動物園で誕生した双子のジャイアントパンダ、シャオシャオとレイレイが来年(令和4年)1月12日から一般公開されます。上野動物園で誕生したパンダは7頭目で、双子は初めてです。 中国から日本に初めてパンダがやって来たのは、50年近く前の昭和47年。日中国交正常化の記念として贈られ、たちまち日本中にブームを巻き起こしました。 飼育関係者の努力もあって、愛くるしいパンダは日本人に愛され続けています。一方で、中国側には外交的思惑もあります。 ■「戦後史開封」は、戦後日本の政治史、外交史、エンタメ・服飾芸能史などの様々な出来事を再取材、現代の観点で再構成するドキュメンタリー番組。埋もれてい…
パンダが上野にやって来た (第1話) 海老で鯛を釣った?!
東京・上野動物園で誕生した双子のジャイアントパンダ、シャオシャオとレイレイが来年(令和4年)1月12日から一般公開されます。上野動物園で誕生したパンダは7頭目で、双子は初めてです。 中国から日本に初めてパンダがやって来たのは、50年近く前の昭和47年。日中国交正常化の記念として贈られ、たちまち日本中にブームを巻き起こしました。 飼育関係者の努力もあって、愛くるしいパンダは日本人に愛され続けています。一方で、中国側には外交的思惑もあります。 ■「戦後史開封」は、戦後日本の政治史、外交史、エンタメ・服飾芸能史などの様々な出来事を再取材、現代の観点で再構成するドキュメンタリー番組。埋もれてい…
私は追放された 元産経新聞北京特派員・柴田穂の回想(5)
中国の文化大革命のさなかの1967(昭和42)年、産経新聞の北京支局長だった柴田穂(みのる)記者が突然、国外退去処分となりました。柴田記者は文革を丹念に取材していたため、中国当局には都合が悪かったのです。 柴田記者は平成4年に亡くなりましたが、帰国後に出した著書「報道されなかった北京―私は追放された」などを再構成して、改めて「新聞の自由」について考えます。 柴田記者役は、フジテレビ系アニメ「ちびまる子ちゃん」の2代目ナレーターとしても知られる木村匡也さんです。 ■「戦後史開封」は、戦後日本の政治史、外交史、エンタメ・服飾芸能史などの様々な出来事を再取材、現代の観点で再構成するドキュメ…
私は追放された 元産経新聞北京特派員・柴田穂の回想(4)
中国の文化大革命のさなかの1967(昭和42)年、産経新聞の北京支局長だった柴田穂(みのる)記者が突然、国外退去処分となりました。柴田記者は文革を丹念に取材していたため、中国当局には都合が悪かったのです。 柴田記者は平成4年に亡くなりましたが、帰国後に出した著書「報道されなかった北京―私は追放された」などを再構成して、改めて「新聞の自由」について考えます。 柴田記者役は、フジテレビ系アニメ「ちびまる子ちゃん」の2代目ナレーターとしても知られる木村匡也さんです。 ■「戦後史開封」は、戦後日本の政治史、外交史、エンタメ・服飾芸能史などの様々な出来事を再取材、現代の観点で再構成するドキュメ…