■「ブレット・トレイン」
ブラッド・ピットが演じるのは、〝世界一運の悪い殺し屋〟です。東京発京都行きの〝弾丸超特急〟で、鉢合わせした殺し屋たちと死闘を繰り広げる羽目におちいります。
アメリカ映画なのに日本が舞台。飲み屋街の小路（こみち）の目と鼻の先が東京駅…？　むちゃくちゃです。

■「デリシュ！」
美食の国、フランスで1789年の革命前夜に初めてレストランを作り、〝食の革命〟を起こした男の人間ドラマです。
宮廷料理人のグレゴリー・ガドゥボワ演じるマンスロンは、自慢の創作料理「デリシュ」にジャガイモを使ったことが貴族たちの反感を買い・・・

■「地下室のヘンな穴」
中年夫婦のアラン・シャバ演じるアランと、レア・ドリュッケール演じるマリーが購入した郊外のモダンな一軒家。その地下室には穴があり、そこに入ると「12時間進んで、３日若返る」といいます。マリーは若かりし頃に戻り、人生をやり直そうと、来る日も来る日も穴の中に身を投じるようになるのですが…。

■「スワンソング」
オハイオ州の小さな町の老人ホームで、静かな余生を送る元売れっ子ヘアメークドレッサーのパット。ウド・キアーが演じます。そこに、かつての顧客で街いちばんの金持ちの女性が「死に化粧はパットに頼んでほしい」という遺言書を残して亡くなります。最初は、その申し出を断るのですが…。

この番組では、現在、映画館で公開中／公開直前の作品から、産経新聞文化部、映画担当の編集委員がピックアップした「プレビュー」をお届けします。

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