(29)源義経の子が産まれた鳴子温泉
【今回のお話は】日本三大こけしの一つ「鳴子こけし」で有名な鳴子温泉(宮城県)。源義経が頼朝に追われて奥州平泉に逃げてくる際、北の方(正室)がこの地で産気づき、亀若丸を産んだという。その際、なかなか産声をあげなかった亀若丸をお湯につけたところ、たちまち産声をあげたところから、鳴子温泉との名がついた、との説もある‥ 【聞き手】バーバラ あき ■志真うたさん Twitter @shimautat instagram @shimauta_32 ■産経Podcast オススメの歴史番組 ・『戦後史開封』:戦後の日本の歴史を織りなす様々な出来事を再取材し、知られざるエピソードを発掘します。 ・…
(28)能「実盛」の逸話が残る、斎藤実盛と片山津温泉
・『戦後史開封:ゴジラ編』:昭和29年、ビキニ環礁の水爆実験を契機に映画は誕生した‥東宝の舞台裏をドキュメント 【今回のお話は】片山津温泉は、石川県・加賀温泉郷を構成する3つの温泉の一つ。湖の中から湧き出していて、明治時代になってから利用できるようになった、比較的新しい温泉地。近くにある源平合戦の古戦場には、斉藤実盛の逸話が残るーー斉藤実盛は平氏側、70を超す老将。源氏側は木曽義仲。実は実盛と義仲には縁があって‥ 【聞き手】バーバラ あき ■志真うたさん Twitter @shimautat instagram @shimauta_32 ■産経Podcast オススメの歴史番組 …
(27)柴田勝家が保護を命じた山中温泉
【今回のお話は】山中温泉は、石川県・加賀温泉郷を構成する3つの温泉の一つ。昼ドラ「はるちゃん」の舞台ともなり、鶴仙渓の美しさで知られる。山中漆器や山中節など、古くから文化を発信してきた。織田信長の命を受けた柴田勝家は加賀の一向一揆を鎮圧し、山城として山中城を築いた。その際、山中温泉の保護を指示したという。 【聞き手】バーバラ あき ■志真うたさん Twitter @shimautat instagram @shimauta_32 ■産経Podcast オススメの歴史番組 ・『戦後史開封』:戦後の日本の歴史を織りなす様々な出来事を再取材し、知られざるエピソードを発掘します。 ・『歴史…
(26)明智光秀の汗疹(あせも)を癒やした山代温泉
【今回のお話は】山代温泉は、石川県・加賀温泉郷を構成する3つの温泉の一つ。外湯(そとゆ)めぐりが楽しめる。代表的な「古総湯」は魯山人もお気に入りだったとか。1565年、怪我をした明智光秀が湯治に訪れ、記録では汗疹(あせも)が治ったという‥あせも? 【聞き手】バーバラ あき ■志真うたさん Twitter @shimautat instagram @shimauta_32 ■産経Podcast オススメの歴史番組 ・『戦後史開封』:戦後の日本の歴史を織りなす様々な出来事を再取材し、知られざるエピソードを発掘します。 ・『歴史の真相~本当はこうだった』:学校の教科書には決して載ってい…
(25)前田利家が豪華に湯治した草津温泉
【今回のお話は】前回に引き続き草津温泉(群馬県草津町)のお話。加賀百万石の初代大名、前田利家(1539~99年)は死の前年、一族と草津温泉に湯治に訪れました。謡曲師や楽師も引き連れ、2カ月におよぶ豪華なものでした。 【聞き手】バーバラ あき ■産経Podcast オススメの歴史番組 ・『戦後史開封』:戦後の日本の歴史を織りなす様々な出来事を再取材し、知られざるエピソードを発掘します。 ・『歴史の真相~本当はこうだった』:学校の教科書には決して載っていない、歴史の暗部。歴史上の転換点や人物について、史実を掘り起こしていきます。 ・『神田蘭さんの5分で恋する日本史列伝』:人気「講談師」神田…
(24)白頭巾姿の大谷吉継が頼った草津温泉
【今回のお話は】草津温泉(群馬県草津町)は皮膚病に効能があるとされるほか、目洗い地蔵もあります。戦国時代から安土桃山時代にかけての武将・大名、大谷吉継(1565~1600年)はハンセン病のため白頭巾で顔を覆っていたとされ、草津の湯で湯治したと伝えられています。 【聞き手】バーバラ あき ■志真うたさん Twitter @shimautat instagram @shimauta_32 ■産経Podcast オススメの歴史番組 ・『戦後史開封』:戦後の日本の歴史を織りなす様々な出来事を再取材し、知られざるエピソードを発掘します。 ・『神田蘭の5分で恋する日本史列伝』:人気「講談師」神…
(23)最上義光が大石を持ち上げた蔵王温泉
歴史上の人物や出来事、文化、芸術の陰で、実は「温泉」が大きな役割を果たしています。壇蜜さんのものまねなどで知られるお笑い芸人で、歴史×温泉ナビゲーターとしても活動している志真うたさんが語ります。 蔵王温泉(山形市)は日本武尊が開いたとされる名湯で、最上義光(よしあき、1546~1614年)が訪れた際、190kgの大石を持ち上げたと伝わっています。石は今も史跡として残されています。 【聞き手】高原大観(産経新聞編集局) ■志真うたさん Twitter @shimautat instagram @shimauta_32 ■産経Podcast オススメの歴史番組 ・『神田蘭の5分で恋す…
(22)伊達政宗が「忘れられない」青根温泉
歴史上の人物や出来事、文化、芸術の陰で、実は「温泉」が大きな役割を果たしています。壇蜜さんのものまねなどで知られるお笑い芸人で、歴史×温泉ナビゲーターとしても活動している志真(しま)うたさんが語ります。 青根温泉(宮城県川崎町)は、「独眼竜」の異名で知られる伊達政宗(1567~1636年)が仙台藩の初代藩主となった後に宿に滞在し、思い出を忘れないように「不忘」と名付けました。 【聞き手】高原大観(産経新聞編集局) ■志真うたさん Twitter @shimautat instagram @shimauta_32 ■産経Podcast オススメの歴史番組 ・『神田蘭さんの5分で恋す…
(21)島津義弘が負傷兵を癒やした吉田温泉
島津義弘は、関ケ原の戦いでは西軍(石田三成方)についた武将。その実力は豊臣秀吉のお墨付き。関ケ原で夜討ちの進言を石田にしたが採用されなかったため、歴史を動かしそこなったと言われる。負け戦となり、正面突破での退却を成し遂げた(島津の退き口、捨て奸)。 義弘が傷病兵の湯治のために整備したのが吉田温泉(宮崎県えびの市)だ。 【聞き手】バーバラ あき ■志真うたさん Twitter @shimautat instagram @shimauta_32 ■産経Podcast オススメの歴史番組 ・『神田蘭さんの5分で恋する日本史列伝』:人気「講談師」神田蘭が語る、日本史に名を残す偉人列伝…
(20)島津中興の祖・忠良の殿湯だった吹上温泉
今回は、島津忠良(日新斎)と吹上温泉 (鹿児島県)。諸大名の中でも、特に長い歴史をほこる島津家。その中興の祖と言われるのが、戦国時代の当主・島津忠良。人としての道を諭す『いろは歌』や、郷中教育(年長の子が、年下の子の生活を見ながら、教育を施す制度)の原型をつくり、後の薩摩藩に大きな影響を残した。 忠良が産まれた伊作城の麓にあったのが吹上温泉(当時は伊作温泉と呼ばれた)。湯場は軍功著しい臣下に後に贈られ、中島温泉として現存。西郷隆盛や小松帯刀も入ったとされる湯に、今でも入れる。 【聞き手】奈良歩美 ■志真うたさん Twitter @shimautat instagram @shima…