ゲストは、石川県立大学・生物資源環境学部の准教授「北村俊平」さんです。
北村さんのご専門は植物生態学で、植物と動物のつながりを、「種子散布」の視点で
研究。調査のメイン・フィールドはタイの熱帯の森で、果実と動物たちのつながり、
おもに、クチバシの大きな「サイチョウ」という鳥が、植物のタネまきに、どんな役
割を果たしているのかを調べていらっしゃいます。そして先頃、『タネまく動物〜体
長150センチメートルのクマから1センチメートルのワラジムシまで』という本を出さ
れました。
この本は、ツキノワグマの研究で知られている東京農工大学大学院の教授「小池伸介
」さんと北村さんのおふたりが中心となって編集・執筆。そんな北村さんに、植物が
タネをまく「種子散布」、その最新研究を含め、植物と動物のディープな関係につい
てうかがいました。